今さらのリセヴィネ徹底レビュー!魔改造?こいつ取れるぞ!
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かつて海洋堂からリセヴィネというフィギュアが出ていたことを覚えているだろうか?
2004年のワンダーフェスティバルで限定販売されたフィギュアで、当時はリセヴィネを手に入れるために海洋堂(正式にはワンフェスオフィシャルブース)のブースに長い行列ができた。
かくいう私も始発電車に飛び乗り、リセヴィネを求めてワンダーフェスティバルに突撃したものである。
このリセヴィネ、元を正すと2003年にタカラから販売されたリカヴィネと言う食玩のパロディだ(製造は海洋堂)。
リカヴィネは発売されるやいなや人気が爆発し、わずか一週間で25万個が市場から消滅した。
最初は出足が悪かったのだが、「リカヴィネで魔改造ができる」とネットで話題となりこれが一気に拡散。
大きなお友達がコンビニなどに押し掛け、あっという間に市場から姿を消したわけだ。
私はこの魔改造情報に気づくのが遅かった。
慌ててコンビニに向かった時にはもうほとんど残っていなかったのだ。
近所のコンビニを片っ端からはしごしたが、結局3個しか手にはいらなかった苦い思い出がある(しかも1個ダブり)。

1: 1箱300円とは思えないリセヴィネの超絶クオリティ!
2: 「e-karaでノリノリかよっ!」 カラオケ姿が楽しげなリセットちゃん
3: 「のんびりバスタイムかよっ!」 バスタブの中には桃源郷が!
4: 「なかよく食事かよっ!」 口から垂れるミルクがかわいい
5: 「ランチに参加かよっ!」 飛び出す弁当がリアル!
6: 「イイ夢見ているのかよっ!」 リカヴィネと比較すると違いがよく分かる
7: 海洋堂に妥協なし!作りこみはさすがのシークレット
8: シークレット込みで全6種、ケースで飾るととっても映える
9: 【特報】ん、ちょっと待て、このスカート取れるぞ!!
10: まとめと考察
先日部屋を大掃除した時にこのリセヴィネがクローゼットから出土した。
懐かしくなって手に持ったり、いじったりしていたら急に記事を書きたくなってしまったわけだ。
今さらリセヴィネのことを書く人もいないだろう、ならば私がやらねばならない!
懐かしのフィギュア今さらレビュー第3段の始まりですw
■リセヴィネには6種類のトレーディングカードが存在する

リセヴィネは1箱たったの300円。
箱の中にはフィギュア本体とトレーディングカードが1枚入っている。
このトレーディングカードは6種類あって、裏側にはリカヴィネとリセヴィネの開発秘話がびっしりと書き込まれている。
思わず熟読してしまう非常に興味深い内容だ。
リセヴィネのフィギュアはシークレット込みで6種類(箱には全5種類となっている)。
それではひとつずつじっくりと見ていってみよう。
e-karaでノリノリな様子のオレンジと黄色の服装が眩しいリセットちゃん。
ランカの「キラッ☆」に似たポーズでこっちを見ているのがなんともかわいらしい。
ジオラマの舞台には時計、カレンダー、テレビ、スピーカーなど、色々な小物があって面白い。
■「e-karaでノリノリかよっ!」 カラオケで熱唱中のリセットちゃん


このこじんまりしたベースによく詰め込んだものだと思う。
リセットちゃんは全高6cmほどしかないが、表情や髪飾り、衣類の塗り分けなどかなり丁寧に施されている。
よーく顔を覗き込むと眼のハイライトまでしっかり塗ってあるから驚きだ。
このクオリティに海洋堂の本気度(狂気)が垣間見えるw
ワンフェス公式フィギュアということもあり、テレビ画面にはワンフェスのロゴが刻印されていた。
スカートを下から中を覗き込むと、そこには神秘の白パンツが隠れている。
リカヴィネやリセヴィネの魔改造で真っ先に思いつくのがこの入浴フィギュアだ。
一人用のバスタブで泡まみれになっているワンダちゃん(リセットちゃんじゃなかったw)。
一応隠すべきところは隠れているけど、色々とヤバイ。
■「のんびりバスタイムかよっ!」 入浴中のワンダちゃん


この入浴ワンダちゃん、一見するとシンプル(バスタブしかないしね)だけど細かいギミックが色々盛り込まれているw
ワンポイントの黒猫、よく滑りそうな紫のタイル、そして分割面が非常に気になるバスタブだw
写真を一周ぐるりと回してみたが、見事にパカっと割れそうな作り。
当然分解できなきゃワンダちゃんをバスタブの中に入れられないわけで、ちゃんと中が存在する。
バスタブを分割すると中は泡まみれのワンダちゃんが入っているのだ。
さすがに絵面がまずいので写真を上げられないのが残念だ。
バスタブの中には桃源郷だったとだけ言っておこう。
この手の食玩なら普通はバスタブなんか分解不可能でキャラと一体にしてコストを抑えるはずだが、海洋堂は何をやっているでしょうかねw
このギミックは本家のリカヴィネでもやらかしていたけど、よくもまぁタカラがOKを出したものだと思う。
バスタブを見ると、ワンダちゃんがちゃんと浴槽に浸かっているのがよく分かる。
すっぽんぽんは別にしてすっごく手の込んだ作りとギミックをしていると感心してしまう。
何度も繰り返すがこれで300円、信じられないクオリティだ。
これはリセットちゃんの食事風景か?
オートミールのようなものを食べておりますが、口元をよく見るとミルクが垂れているw
実に愛らしい。
■「なかよく食事かよっ!」 お食事中のリセットちゃん


このお食事ジオラマにはリセットちゃん本体、白いイス、朝食テーブル(ワンフェス刻印入り)、足元のワニと実に色々な要素が詰め込まれている。
リセットちゃんは黒いワンピースに包まれていて、スカートのフリフリまで細かく表現されている(写真じゃそこまで見えないのが申し訳ない)。
履いている上げ底の靴もかわいいし、食事の表情もとぼけた感じが実にいい。
当然だがスカートの下には白いぱんつもちゃんと見えるw
ジオラマの下にいるワニは一体何を食っているんでしょうかね。
皿の中はミルクのようだが、なんとなく気になる。
情報量が凄まじく多いので見ごたえがあるリセットちゃんではないだろうか。
でもあんなギミックがあるなんて、マジで俺は10数年も気づかなかった。
ブルマ姿のリセットちゃんに襲いかかる巨大な白ワニw
リアルなら大事だが、元になったリカヴィネでは大きな犬が弁当に飛び付くシーンになっていた。
しかしなぜワニなのだろうか、分からん。
■「ランチに参加かよっ!」 弁当を必死に守るリセットちゃんw


このジオラマの構成要素は大きく分けて3つだ。
ブルマリセットちゃんと、ワニ、そして妙に豪華な弁当だ。
まずリセットちゃんから見ていこう。
緑の髪にツインテール、まるでどこぞの歌姫を髣髴とさせる姿だけどこっちの方が古いので問題なし。
白いハチマキと体操着姿がよく似合ってますね、運動会のお昼でしょうか?
ランチシートの上にある弁当箱(お重)と水筒が妙にリアル。
■ブルマからはみ出る白が眩しいぜ

リセットちゃんの手には二段のお重があって、中のオムスビにはのり巻きやゴマのフリカケなどあり芸が細かい。
そして慌てて動かしたのか、上の弁当箱からエビフライが飛び出している。
顔もよく見ると涙目でやらかした感のある表情がとってもかわいい。
よだれを垂らしながら大きな口を開けた白ワニはこの弁当箱を狙って飛び込んだのだろう。
狙いがリセットちゃんならスプラッタ案件じゃ。
この白ワニ、目玉がキョロキョロしてて愛嬌のある顔をしている。
そういえば他のジオラマでもワニが出てくるけど、このワニ押しは何なのだろうか?
このリセットちゃんにはもう一つの見どころがある。
ブルマからはみ出す眩しい白だ!
本家リカヴィネでは個体差で見えるやつもあった程度だったそうだが、リセヴィネではしっかりと作りこまれているw
こんなささいな変更で一気に怪しさが際立つから面白い。
なお、私の持っているリカヴィネでは眩しい白は見られなかった残念。
■リカヴィネとリセヴィネを比較するとこんなに違う

このリセヴィネの元になったリカヴィネ「ランチに参加!?」が手元にあったので比較サンプルとして載せてみた。
こうして見比べてみると変更点がよく分かる。
犬とワニの違いはすぐに分かったけど、細かいところでランチシートや弁当箱の色、それにオムスビの柄が若干違うw
リカヴィネは紅組だったのかハチマキが赤だがリセヴィネは白、敵対しているな。
最後のハミパンはリカヴィネで「ある/なし」が話題になったからかな?
お昼寝していい夢見ている感じのリセットちゃん。
オレンジ色のパジャマ(半袖)からかわいいお腹が見えているのがポイントかと。
■「イイ夢見ているのかよっ!」 お昼寝中のリセットちゃん


今回のリセヴィネの中では一番雰囲気が大人しいジオラマだろう。
あどけない寝顔がかわいいぞ。
まずはじっくり見てみよう。
リセットちゃんが珍しく髪を下ろしていてロングになっている。
確かリカヴィネではウサギのぬいぐるみだったはずが、ここでもワニに変わっていてしかも足を齧られている。
■リカヴィネとリセヴィネは共通パーツが多かった

リカヴィネの「いい夢見てね」も手元にあったのでこちらも比較画像にしてみた。
見て分かるようにこの2つは共通部分がかなり多い。
枕に電灯、時計、ランドセルは共通のパーツを利用しているが、カラーリングの変更でまったく印象が異なっているのが面白い。
ランドセルにはさりげなくワンフェスの刻印がされている。
パジャマはリカヴィネの水玉がオレンジに変わるだけでもう別物にしか見えないな。
ただのパロディにはしないワンフェスオフィシャルグッズの意地を感じる。
手抜きメーカーなら顔だけ挿げ替えるだけだからねぇ。
海洋堂はシークレットアイテムが大好き。
当然のようにリセヴィネにもこのシークレットが用意されていた。
それがバンダナリセットちゃんだ。
■公式タイトルなし、シークレットのバンダナリセットちゃん


リセヴィネでしかもシークレット、どれだけエロエロにしてくるかと思っていたのですが、正統派の直球勝負できましたよ。
このバンダナ姿のリセットちゃん、他のリセヴィネ達と比べてお色気要素がまったくない。
ルーズリーフに短パン姿のロックダンサーのような恰好です。
すごくかわいいのだけど、期待していた方向性と違うと感じた人もいたのではないだろうか(俺はすっごく期待していたのに、騙したなぁぁw)。
■よ~く見るとシークレットは作りこみがすごい!

失礼、取り乱しました。
さて、このバンダナリセットちゃん、じっくり見ると作りこみが凄いことがよく分かる。
正面からだとスポーツでもするような姿に見えるのだけど、横や後ろに回るとフリフリのゴスロリスカートをはいていた。
これでおぱんつだったら最高だったのですが。
ソックスにはかわいい☆のワンポイントマーク、襟元の塗り分けも見事です。
頭に巻かれたバンダナは近寄ってみると「WonderFestival」の文字がしっかり読める。
台座の作りこみもすごい。
背後の白いボードだが、よく見るとデザインがステゴザウルスになっていた。
台座にリセットちゃんが座っていると見えなくなるので気づかなかったよ。
周囲を囲むアイテムにはe-karaに時計、ペットボトル、本、ワニなど、今までのフィギュアでよく見た小物がさりげなく配置されている。
シークレットだから直接他のリセヴィネとは関係ないけど、頑張りすぎだよ海洋堂w
期待していた造形とは異なるけど、デキとしては一級品のフィギュアだ。
何度も言うけどこれで300円、やはり海洋堂おかしい(褒めてます)w
リセヴィネ6種類をひとまとめにするとなかなか迫力がある。
それぞれが非常に個性的なフィギュアなので見た目もにぎやかだ。
この大きさだとひとまとめで小型のフィギュアケースにも収まりそう。
■全6種類のリセットちゃんを並べると迫力がある


ワンフェス会場ではリセヴィネ専用の収納ケースも販売していた。
紙製のケースに専用ブリスターが付いてお値段200円。
6体きれいに収納できるようになっている。
シークレットはワンフェスシールの下にスペースがある。
さて、ここで終わればきれいにまとまってよかったのだが、俺はとんでもない見落としをしていた。
リセヴィネを手に入れてもう13年経つが、マジで知らなかった。
リセヴィネのスカートが取れるという事実をw
検証も兼ねて色々なHPやブログも参照してみたわけだが、キーワードでやたらと出てくる「魔改造」。
てっきりすっぽんぽんのお風呂のことだろうと思ってたわけで、ずーっと勘違いしておりました。
某有名フィギュアレビューのHPでスカートが取れる写真が載っててマジ驚いた。
むむむ、気づいてしまった以上はやらねばならない。
とういうわけでe-karaとお食事のリセットちゃんにはイケニエとなってもらいましたw
■むむむ、スカートが取れるぞ!


まずはe-karaリセットちゃん。
腰の部分に分割があって上半身と下半身に分離可能だった。
そしてスカートを摘まんでグリグリ引っ張ると、スポンと取れるわけです。
写真のようにきれに抜けましたw
これをジオラマにドッキングさせるとe-karaリセットちゃんが一気に凶悪な存在に大化けする。
一体どこまで作りこんでいるのか、下着には微妙なシワまで再現されてて絶対に脱がすこと前提で作られているw
「魔改造」なんてまったくやってないのに簡単に脱げるため「魔改造(簡易)」の完成です、お手軽すぎる。
このギミックはリカヴィネの時からあったというから驚き。
どうりでネットで騒がれて1週間で市場から姿を消したわけだ。
私はこのe-karaとお食事、風呂のリカヴィネを手に入れられなかったので、着脱ギミックがあることにまったく気づいていなかった。
■黒いワンピースに白い下着は反則です!


続いてお食事リセットちゃん。
黒いワンピースで分かりづらかったけど、腰を引っ張るとこちらも上下に分離した。
腰のところにちょうど帯のようなデザインがあって全然分割に気づかなった。
このスカートもグリグリやるときれに脱げ、下から真っ白な下着がこんにちわ。
これをジオラマのイスに座らせると、非常に怪しげな食事風景が完成する。
上着が黒なだけにめっちゃ下着の白が際立っているw
この下着のシワの寄り具合もなかなかヤバイ。
年齢に合わせたのが、下着が妙にゆったりしているところが逆にリアルだよ。
何が海洋堂をここまで突き動かしたのだろうか、実に素晴らしい!
こんなフィギュアを300円で提供してくれた海洋堂には感謝の念でいっぱいです。
無茶しやがって!
考察もひったくれもないかもしれないが、一言でまとめると「リセヴィネはパネェ」これに尽きる。
リセヴィネが13年以上前の作品だというのがまず信じられない。
今でも色あせない造形は素晴らしいの一言だ。
正に時代を飛び超えたオーパーツなのかもしれない。
リセヴィネが登場した2004年と言えば、PVCのスケールフィギュアが邪神像ばかりだった時代だ。
パーティングラインの処理なぞ適当だし、真夏の部屋にフィギュアを放置すると足が曲がるなどの怪現象も多発した。
そんな暗黒の時代にここまでの神造形を食玩でやれば、大きなお友達が飛びつくのもうなづける(事実私も釣られた口だ)。
さらに脱げるなどお手軽な魔改造要素まで搭載しているとなれば、その筋が好きなマニアが見逃すはずもない。
リセヴィネ入手当時にこの脱げるギミックに気づかなかった己が不甲斐ない。
知っていればクローゼットの奥底に放置されることもなかったであろう。
もしまだリセヴィネかリカヴィネを所持しているのなら、今一度じっくり観賞してみることをおすすめする。
きっと新しい発見がそこにあるはずだ。
最後に一言、リセヴィネは素晴らしい!
これを世に送り出した海洋堂と原型師の大嶋優木氏に心から敬意を送りたい。
■小さなフィギュアにぴったりのミニケース
→ ホーム画面 に戻る
2004年のワンダーフェスティバルで限定販売されたフィギュアで、当時はリセヴィネを手に入れるために海洋堂(正式にはワンフェスオフィシャルブース)のブースに長い行列ができた。
かくいう私も始発電車に飛び乗り、リセヴィネを求めてワンダーフェスティバルに突撃したものである。
このリセヴィネ、元を正すと2003年にタカラから販売されたリカヴィネと言う食玩のパロディだ(製造は海洋堂)。
リカヴィネは発売されるやいなや人気が爆発し、わずか一週間で25万個が市場から消滅した。
最初は出足が悪かったのだが、「リカヴィネで魔改造ができる」とネットで話題となりこれが一気に拡散。
大きなお友達がコンビニなどに押し掛け、あっという間に市場から姿を消したわけだ。
私はこの魔改造情報に気づくのが遅かった。
慌ててコンビニに向かった時にはもうほとんど残っていなかったのだ。
近所のコンビニを片っ端からはしごしたが、結局3個しか手にはいらなかった苦い思い出がある(しかも1個ダブり)。

今さらのリセヴィネ徹底レビュー目次
1: 1箱300円とは思えないリセヴィネの超絶クオリティ!
2: 「e-karaでノリノリかよっ!」 カラオケ姿が楽しげなリセットちゃん
3: 「のんびりバスタイムかよっ!」 バスタブの中には桃源郷が!
4: 「なかよく食事かよっ!」 口から垂れるミルクがかわいい
5: 「ランチに参加かよっ!」 飛び出す弁当がリアル!
6: 「イイ夢見ているのかよっ!」 リカヴィネと比較すると違いがよく分かる
7: 海洋堂に妥協なし!作りこみはさすがのシークレット
8: シークレット込みで全6種、ケースで飾るととっても映える
9: 【特報】ん、ちょっと待て、このスカート取れるぞ!!
10: まとめと考察
1箱300円とは思えないリセヴィネの超絶クオリティ!
先日部屋を大掃除した時にこのリセヴィネがクローゼットから出土した。
懐かしくなって手に持ったり、いじったりしていたら急に記事を書きたくなってしまったわけだ。
今さらリセヴィネのことを書く人もいないだろう、ならば私がやらねばならない!
懐かしのフィギュア今さらレビュー第3段の始まりですw
■リセヴィネには6種類のトレーディングカードが存在する

リセヴィネは1箱たったの300円。
箱の中にはフィギュア本体とトレーディングカードが1枚入っている。
このトレーディングカードは6種類あって、裏側にはリカヴィネとリセヴィネの開発秘話がびっしりと書き込まれている。
思わず熟読してしまう非常に興味深い内容だ。
リセヴィネのフィギュアはシークレット込みで6種類(箱には全5種類となっている)。
それではひとつずつじっくりと見ていってみよう。
「e-karaでノリノリかよっ!」 カラオケ姿が楽しげなリセットちゃん
e-karaでノリノリな様子のオレンジと黄色の服装が眩しいリセットちゃん。
ランカの「キラッ☆」に似たポーズでこっちを見ているのがなんともかわいらしい。
ジオラマの舞台には時計、カレンダー、テレビ、スピーカーなど、色々な小物があって面白い。
■「e-karaでノリノリかよっ!」 カラオケで熱唱中のリセットちゃん


このこじんまりしたベースによく詰め込んだものだと思う。
リセットちゃんは全高6cmほどしかないが、表情や髪飾り、衣類の塗り分けなどかなり丁寧に施されている。
よーく顔を覗き込むと眼のハイライトまでしっかり塗ってあるから驚きだ。
このクオリティに海洋堂の本気度(狂気)が垣間見えるw
ワンフェス公式フィギュアということもあり、テレビ画面にはワンフェスのロゴが刻印されていた。
スカートを下から中を覗き込むと、そこには神秘の白パンツが隠れている。
「のんびりバスタイムかよっ!」 バスタブの中には桃源郷が!
リカヴィネやリセヴィネの魔改造で真っ先に思いつくのがこの入浴フィギュアだ。
一人用のバスタブで泡まみれになっているワンダちゃん(リセットちゃんじゃなかったw)。
一応隠すべきところは隠れているけど、色々とヤバイ。
■「のんびりバスタイムかよっ!」 入浴中のワンダちゃん


この入浴ワンダちゃん、一見するとシンプル(バスタブしかないしね)だけど細かいギミックが色々盛り込まれているw
ワンポイントの黒猫、よく滑りそうな紫のタイル、そして分割面が非常に気になるバスタブだw
写真を一周ぐるりと回してみたが、見事にパカっと割れそうな作り。
当然分解できなきゃワンダちゃんをバスタブの中に入れられないわけで、ちゃんと中が存在する。
バスタブを分割すると中は泡まみれのワンダちゃんが入っているのだ。
さすがに絵面がまずいので写真を上げられないのが残念だ。
バスタブの中には桃源郷だったとだけ言っておこう。
この手の食玩なら普通はバスタブなんか分解不可能でキャラと一体にしてコストを抑えるはずだが、海洋堂は何をやっているでしょうかねw
このギミックは本家のリカヴィネでもやらかしていたけど、よくもまぁタカラがOKを出したものだと思う。
バスタブを見ると、ワンダちゃんがちゃんと浴槽に浸かっているのがよく分かる。
すっぽんぽんは別にしてすっごく手の込んだ作りとギミックをしていると感心してしまう。
何度も繰り返すがこれで300円、信じられないクオリティだ。
「なかよく食事かよっ!」 口から垂れるミルクがかわいい
これはリセットちゃんの食事風景か?
オートミールのようなものを食べておりますが、口元をよく見るとミルクが垂れているw
実に愛らしい。
■「なかよく食事かよっ!」 お食事中のリセットちゃん


このお食事ジオラマにはリセットちゃん本体、白いイス、朝食テーブル(ワンフェス刻印入り)、足元のワニと実に色々な要素が詰め込まれている。
リセットちゃんは黒いワンピースに包まれていて、スカートのフリフリまで細かく表現されている(写真じゃそこまで見えないのが申し訳ない)。
履いている上げ底の靴もかわいいし、食事の表情もとぼけた感じが実にいい。
当然だがスカートの下には白いぱんつもちゃんと見えるw
ジオラマの下にいるワニは一体何を食っているんでしょうかね。
皿の中はミルクのようだが、なんとなく気になる。
情報量が凄まじく多いので見ごたえがあるリセットちゃんではないだろうか。
でもあんなギミックがあるなんて、マジで俺は10数年も気づかなかった。
「ランチに参加かよっ!」 飛び出す弁当がリアル!
ブルマ姿のリセットちゃんに襲いかかる巨大な白ワニw
リアルなら大事だが、元になったリカヴィネでは大きな犬が弁当に飛び付くシーンになっていた。
しかしなぜワニなのだろうか、分からん。
■「ランチに参加かよっ!」 弁当を必死に守るリセットちゃんw


このジオラマの構成要素は大きく分けて3つだ。
ブルマリセットちゃんと、ワニ、そして妙に豪華な弁当だ。
まずリセットちゃんから見ていこう。
緑の髪にツインテール、まるでどこぞの歌姫を髣髴とさせる姿だけどこっちの方が古いので問題なし。
白いハチマキと体操着姿がよく似合ってますね、運動会のお昼でしょうか?
ランチシートの上にある弁当箱(お重)と水筒が妙にリアル。
■ブルマからはみ出る白が眩しいぜ

リセットちゃんの手には二段のお重があって、中のオムスビにはのり巻きやゴマのフリカケなどあり芸が細かい。
そして慌てて動かしたのか、上の弁当箱からエビフライが飛び出している。
顔もよく見ると涙目でやらかした感のある表情がとってもかわいい。
よだれを垂らしながら大きな口を開けた白ワニはこの弁当箱を狙って飛び込んだのだろう。
狙いがリセットちゃんならスプラッタ案件じゃ。
この白ワニ、目玉がキョロキョロしてて愛嬌のある顔をしている。
そういえば他のジオラマでもワニが出てくるけど、このワニ押しは何なのだろうか?
このリセットちゃんにはもう一つの見どころがある。
ブルマからはみ出す眩しい白だ!
本家リカヴィネでは個体差で見えるやつもあった程度だったそうだが、リセヴィネではしっかりと作りこまれているw
こんなささいな変更で一気に怪しさが際立つから面白い。
なお、私の持っているリカヴィネでは眩しい白は見られなかった残念。
■リカヴィネとリセヴィネを比較するとこんなに違う

このリセヴィネの元になったリカヴィネ「ランチに参加!?」が手元にあったので比較サンプルとして載せてみた。
こうして見比べてみると変更点がよく分かる。
犬とワニの違いはすぐに分かったけど、細かいところでランチシートや弁当箱の色、それにオムスビの柄が若干違うw
リカヴィネは紅組だったのかハチマキが赤だがリセヴィネは白、敵対しているな。
最後のハミパンはリカヴィネで「ある/なし」が話題になったからかな?
「イイ夢見ているのかよっ!」 リカヴィネと比較すると違いがよく分かる
お昼寝していい夢見ている感じのリセットちゃん。
オレンジ色のパジャマ(半袖)からかわいいお腹が見えているのがポイントかと。
■「イイ夢見ているのかよっ!」 お昼寝中のリセットちゃん


今回のリセヴィネの中では一番雰囲気が大人しいジオラマだろう。
あどけない寝顔がかわいいぞ。
まずはじっくり見てみよう。
リセットちゃんが珍しく髪を下ろしていてロングになっている。
確かリカヴィネではウサギのぬいぐるみだったはずが、ここでもワニに変わっていてしかも足を齧られている。
■リカヴィネとリセヴィネは共通パーツが多かった

リカヴィネの「いい夢見てね」も手元にあったのでこちらも比較画像にしてみた。
見て分かるようにこの2つは共通部分がかなり多い。
枕に電灯、時計、ランドセルは共通のパーツを利用しているが、カラーリングの変更でまったく印象が異なっているのが面白い。
ランドセルにはさりげなくワンフェスの刻印がされている。
パジャマはリカヴィネの水玉がオレンジに変わるだけでもう別物にしか見えないな。
ただのパロディにはしないワンフェスオフィシャルグッズの意地を感じる。
手抜きメーカーなら顔だけ挿げ替えるだけだからねぇ。
海洋堂に妥協なし!作りこみはさすがのシークレット
海洋堂はシークレットアイテムが大好き。
当然のようにリセヴィネにもこのシークレットが用意されていた。
それがバンダナリセットちゃんだ。
■公式タイトルなし、シークレットのバンダナリセットちゃん


リセヴィネでしかもシークレット、どれだけエロエロにしてくるかと思っていたのですが、正統派の直球勝負できましたよ。
このバンダナ姿のリセットちゃん、他のリセヴィネ達と比べてお色気要素がまったくない。
ルーズリーフに短パン姿のロックダンサーのような恰好です。
すごくかわいいのだけど、期待していた方向性と違うと感じた人もいたのではないだろうか(俺はすっごく期待していたのに、騙したなぁぁw)。
■よ~く見るとシークレットは作りこみがすごい!

失礼、取り乱しました。
さて、このバンダナリセットちゃん、じっくり見ると作りこみが凄いことがよく分かる。
正面からだとスポーツでもするような姿に見えるのだけど、横や後ろに回るとフリフリのゴスロリスカートをはいていた。
これでおぱんつだったら最高だったのですが。
ソックスにはかわいい☆のワンポイントマーク、襟元の塗り分けも見事です。
頭に巻かれたバンダナは近寄ってみると「WonderFestival」の文字がしっかり読める。
台座の作りこみもすごい。
背後の白いボードだが、よく見るとデザインがステゴザウルスになっていた。
台座にリセットちゃんが座っていると見えなくなるので気づかなかったよ。
周囲を囲むアイテムにはe-karaに時計、ペットボトル、本、ワニなど、今までのフィギュアでよく見た小物がさりげなく配置されている。
シークレットだから直接他のリセヴィネとは関係ないけど、頑張りすぎだよ海洋堂w
期待していた造形とは異なるけど、デキとしては一級品のフィギュアだ。
何度も言うけどこれで300円、やはり海洋堂おかしい(褒めてます)w
シークレット込みで全6種、ケースで飾るととっても映える
リセヴィネ6種類をひとまとめにするとなかなか迫力がある。
それぞれが非常に個性的なフィギュアなので見た目もにぎやかだ。
この大きさだとひとまとめで小型のフィギュアケースにも収まりそう。
■全6種類のリセットちゃんを並べると迫力がある


ワンフェス会場ではリセヴィネ専用の収納ケースも販売していた。
紙製のケースに専用ブリスターが付いてお値段200円。
6体きれいに収納できるようになっている。
シークレットはワンフェスシールの下にスペースがある。
【特報】ん、ちょっと待て、このスカート取れるぞ!!
さて、ここで終わればきれいにまとまってよかったのだが、俺はとんでもない見落としをしていた。
リセヴィネを手に入れてもう13年経つが、マジで知らなかった。
リセヴィネのスカートが取れるという事実をw
検証も兼ねて色々なHPやブログも参照してみたわけだが、キーワードでやたらと出てくる「魔改造」。
てっきりすっぽんぽんのお風呂のことだろうと思ってたわけで、ずーっと勘違いしておりました。
某有名フィギュアレビューのHPでスカートが取れる写真が載っててマジ驚いた。
むむむ、気づいてしまった以上はやらねばならない。
とういうわけでe-karaとお食事のリセットちゃんにはイケニエとなってもらいましたw
■むむむ、スカートが取れるぞ!


まずはe-karaリセットちゃん。
腰の部分に分割があって上半身と下半身に分離可能だった。
そしてスカートを摘まんでグリグリ引っ張ると、スポンと取れるわけです。
写真のようにきれに抜けましたw
これをジオラマにドッキングさせるとe-karaリセットちゃんが一気に凶悪な存在に大化けする。
一体どこまで作りこんでいるのか、下着には微妙なシワまで再現されてて絶対に脱がすこと前提で作られているw
「魔改造」なんてまったくやってないのに簡単に脱げるため「魔改造(簡易)」の完成です、お手軽すぎる。
このギミックはリカヴィネの時からあったというから驚き。
どうりでネットで騒がれて1週間で市場から姿を消したわけだ。
私はこのe-karaとお食事、風呂のリカヴィネを手に入れられなかったので、着脱ギミックがあることにまったく気づいていなかった。
■黒いワンピースに白い下着は反則です!


続いてお食事リセットちゃん。
黒いワンピースで分かりづらかったけど、腰を引っ張るとこちらも上下に分離した。
腰のところにちょうど帯のようなデザインがあって全然分割に気づかなった。
このスカートもグリグリやるときれに脱げ、下から真っ白な下着がこんにちわ。
これをジオラマのイスに座らせると、非常に怪しげな食事風景が完成する。
上着が黒なだけにめっちゃ下着の白が際立っているw
この下着のシワの寄り具合もなかなかヤバイ。
年齢に合わせたのが、下着が妙にゆったりしているところが逆にリアルだよ。
何が海洋堂をここまで突き動かしたのだろうか、実に素晴らしい!
こんなフィギュアを300円で提供してくれた海洋堂には感謝の念でいっぱいです。
無茶しやがって!
まとめと考察
考察もひったくれもないかもしれないが、一言でまとめると「リセヴィネはパネェ」これに尽きる。
リセヴィネが13年以上前の作品だというのがまず信じられない。
今でも色あせない造形は素晴らしいの一言だ。
正に時代を飛び超えたオーパーツなのかもしれない。
リセヴィネが登場した2004年と言えば、PVCのスケールフィギュアが邪神像ばかりだった時代だ。
パーティングラインの処理なぞ適当だし、真夏の部屋にフィギュアを放置すると足が曲がるなどの怪現象も多発した。
そんな暗黒の時代にここまでの神造形を食玩でやれば、大きなお友達が飛びつくのもうなづける(事実私も釣られた口だ)。
さらに脱げるなどお手軽な魔改造要素まで搭載しているとなれば、その筋が好きなマニアが見逃すはずもない。
リセヴィネ入手当時にこの脱げるギミックに気づかなかった己が不甲斐ない。
知っていればクローゼットの奥底に放置されることもなかったであろう。
もしまだリセヴィネかリカヴィネを所持しているのなら、今一度じっくり観賞してみることをおすすめする。
きっと新しい発見がそこにあるはずだ。
最後に一言、リセヴィネは素晴らしい!
これを世に送り出した海洋堂と原型師の大嶋優木氏に心から敬意を送りたい。
■小さなフィギュアにぴったりのミニケース
ねんどろいどプチのような小さなフィギュアは価格も安く、手に取るとかわいいので集め始めると止まらなくなる。そうなると困るのがフィギュアの置き場だ。そんなフィギュアの整理で役立つ小型のフィギュアケースを紹介したい
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